大工のつぶやき&お知らせ
大工のつぶやき 2023.03.14
モッタイナクナイ家づくり③
モッタイナイが地震に耐え、強風に耐える家にする
地震の多い国だから、台風が通り抜ける国だから、
自然災害に耐えうる家は当たり前。
地震や台風が家に与える負荷を想像することは決して難しくない。
想定以上の地震に耐える構造、台風に飛ばされない屋根、
巻き込む風でも雨漏りしない軒下、
建築時に対策を講じておけば損傷は軽微となり、
修復にかかる手間もコストも抑えられる。
永く保たれる家は自然災害とも同居できる家。
そんな家を私たちはつくりたい
だから直下率60%
耐震性能をわかりやすくするために、自分たちに課したルール
それが直下率60%です。
直下率とは、1階と2階の柱・壁(耐力壁)が
例えば2階の柱が50本あるとして、1階の同じ位置に柱が30本あれば
どれだけ揃っているのかを示す数値。
直下率60%。
直下率が高くなるほど構造バランスの良い家になります。
直下率60% + 耐震等級3 =モッタイナクナイ家づくり
「浴室は2階に」「スキップフロアがほしい」「LDKは広々と」
お客様のご希望は様々です。
毎日暮らす家だから、せっかくの注文住宅だから、松浦工務店では、
できるだけお客様のご希望を詰め込んだ、家づくりを心掛けています。
しかし、やはり譲れないのは直下率と、耐震等級3が取得できる家であること。
「どうしてもここには柱をたてさせてください」
「ここの間取りは変えられないです」
心苦しいけれど、直下率が取れない場合は私は、お客様にこうお願いします。
お客様にいつまでも安心して暮らしていただける家づくり
これが一番大切なことと考えています。