モッタイナイから始めよう
せっかくの家づくり
冷暖房費がダダ漏れなんてモッタイナイ
電気がつくれないなんてモッタイナイ
メンテナンスにお金をかけるなんてモッタイナイ
部屋を余すなんてモッタイナイ
自然災害に負けるなんてモッタイナイ
いつか壊すなんてモッタイナイ
全部わかってることなのに
建てる前に考えておかないなんてモッタイナイ
モッタイナイを考えると
住み心地の良い家がきっとできる
それは自然災害に耐えうる家をつくること
それは永く住み継がれる家をつくること
それはいつまでも地球とヒトに優しい家をつくること
それは住まい手に生涯にわたり愛情の注がれる家をつくること
そして
その家づくりに関わる全てのヒトが未来に希望を持てること
この家づくりが次世代に繋がる絆であって欲しい
その願いを込めて
せっかくの家づくり
冷暖房費がダダ漏れなんてモッタイナイ
電気がつくれないなんてモッタイナイ
メンテナンスにお金をかけるなんてモッタイナイ
部屋を余すなんてモッタイナイ
自然災害に負けるなんてモッタイナイ
いつか壊すなんてモッタイナイ
全部わかってることなのに
建てる前に考えておかないなんてモッタイナイ
モッタイナイを考えると
住み心地の良い家がきっとできる
地震の多い国だから、台風が通り抜ける国だから、自然災害に耐えうる家は当たり前。
震や台風が家に与える負荷を地想像することは決して難しくない。
想定以上の地震に耐える構造、台風に飛ばされない屋根、巻き込む風雨でも雨漏りしない軒下、建築時に対策を講じておけば損傷は軽微となり、修復にかかる手間もコストも抑えられる。
永く保たれる家は自然災害とも同居できる家。
そんな家を私たちはつくりたい。
心地良さは、冷暖房費とのせめぎ合い。
心地良さを求めれば冷暖房費は嵩み、ガマンを強いれば冷暖房費は抑えられる。
モッタイナイがココロにあるとカラダは心地良くてもココロはぜんぜん心地良くない。
毎年毎年、暑い夏と寒い冬はやってくるんだからガマンをしなくても心地良く暮らせる家づくりを考えよう。
だからネット・ゼロ・エネルギー。
どうやらエネルギーがゼロになる家らしい。
その言葉の響きだけでも心地良さの罪悪感から放たれる。
背徳感も罪悪感も追放する、そんな家を私たちはつくりたい。
省エネ性能をわかりやすくするために、自分たちに課したルール、それがUA値0.6のZEH基準。
ZEH基準とは、国が定める一般家庭での平均的なエネルギー消黄量が、太陽光発電などの創エネによって計算上では差し引きゼロにできるレベルの省エネ性能。
もちろん太陽光発電も標準装備です。
心地良い家は冷暖房効率の良い家。
なぜなら断熱性能が高くて家の隙間が少ないから。
家の隙間が少ないと空気の入れ替えが自然の力では難しい。
だから換気システムが義務付けられる。
どうせなら花粉はもちろんウィルスまで除去できるフィルターで、吸気も排気も機械制御なら、家の中の空気はずっとキレイなまま。
キレイな空気で暮らせるのに、そんな換気システムを選ばないなんてモッタイナイ。
でも換気するとせっかく温めたり冷やした空気も吐き出されてしまう。
ん、熱交換?
排気する空気の温度を給気する空気に移すことができるらしい。
ムダなくキレイな空気で満たされた家。
そんな家を私たちはつくりたい。
空気環境ををわかりやすくするために、自分たちに課したルール、それが第一種換気システムの採用。
第一種とは、給気と排気を機械で制御することで確実な換気量を確保する換気システム。
給気に高性能フィルターを装着することで、花粉はおろかウィルスの侵入さえ抑制します。
さらに熱交換タイプを採用しているので、温めたり冷やした室内の空気が排気されるとき、給気する空気にその熱を置き換えることができます。
家は雨や紫外線にさらされると朽ち果てる。
それを守るのが屋根と外壁。でもその屋根と外壁も劣化する。
だからこまめな点検と補修が大切。
でも何度も繰り返すのは面倒だしお金もかかる。
だったら丈夫で長持ちな屋根と外壁を選ぼう。
最初は高くても、補修回数が少なくなれば結局おトク。
ましてや太陽光パネルを積んだ屋根なんて補修ごとに降ろして積んで…
家族に一番お金がかかるときにお金を必要としない家。
そんな家を私たちはつくりたい。
建ててからお金のかからない家づくりを具体化するため、自分たちに課したルールが、メンテナンスフリーの材料や高耐久の材料を使うことです。
家を長持ちさせるためには、外壁と屋根のメンテナンスは絶対で、標準的な材料なら10年~12年サイクルで再塗装を繰り返し、30年くらいで取替えが必要になります。
でも、石粒付金属屋根なら、生涯、再塗装不要で耐震性にも耐風性にも優れています。
加えて無機塗装の外壁は約30年、金属外壁は約20年は再塗装不要。
このように屋根と外壁の素材次第では生涯にかかるメンテナンス費用は大きく変わります。
その他にも、瓦やサイディングでも30年メンテナンスがいらないものもあります。
日本は森林大国なのに輸入材がバンバン使われる。
輸入だから伐採して、自動車、鉄道、船舶を乗り継いで日本にやってくる。
ウッドマイレージという流通に対する環境負荷の計算によると、38坪の家に対して二酸化炭素排出量は1300kgらしい。
これは世界の未来にとってよろしくない。
だから地域材をつかって家を建てよう。
日本人は几帳面だから森林の管理も手を抜かない。
管理された森林から採られる木は品質もバッチリ。
地域材なら流通経路も短いから環境負荷も低いし、うまくいけば補助金も。
そんな地域材を使った家を、私たちは建てたい。
輸入材の比率が高かった住宅産業が、環境問題や紛争など、国際的な問題から国産材への回帰が始まっています。
国産材を使用するということは環境保護に貢献していることになり、地域材を使用することは地域産業を支援していることになります。
このような側面があるので補助金も期待できます。
しかしそれ以上に、家族が暮らす地域で生まれ育った柱や梁と共に暮らせるって素敵なことだと思いませんか。
ひとりで寝るのは怖いから、今はふたりでひと部屋がいい。
でもいつかはそれぞれの部屋が欲しくなる。
そんな子どもたちもいつかは巣立つ。
寂しいけれど、部屋が余るということは親の勤めを果たせた証。
さて、余ったその部屋どうしよう。
部屋だけでなく、リビングも大きくも小さくもできるということは、どんな暮らしの変化にも寄り添えるということ。
二世帯、介護、何でも来い。
壊さず剥がさず金かけず、そんな家を私たちはつくりたい。
家は柱や梁だけではなく、耐力壁と呼ばれる壁で構造を支えており、その壁が邪魔で間取り変更に大きな出費が必要になることも。
そこで建築時には、やがては部屋を小さく仕切ったり、逆に二間をつなげたりすることを想定して、耐力壁がじゃまにならないように配置しておきます。
こういった家のつくり方をスケルトン&インフィルと呼び、リフォームにかかるお金を節約する工夫なんです。
子どもたちはパパとママに褒めてほしい、だからみんなのいる前で勉強(のフリ?)をする。
子供部屋で勉強するのはもっと大きくなってから。
だったらリビングやダイニングに勉強スペースがあればいい。
いつもそばで見守れると、時間のモッタイナイが少し減り、家族の時間が少し増える。
でっかい本棚もひとつあればいい。お金も場所もモッタイナイから。
家族みんなの本をひとまとめ。
知らないうちに、パパとママとボクと私は同じ漫画でつながった。
モノと時間の共有は、きっと家族の絆を強くする。
そんな家を私たちはつくりたい。
子どもたちが率先して料理や後片付けを手伝えるキッチンを考えるならアイランド型が望ましい。
ダイニングで勉強するなら、食卓よりも横長のカウンターが便利。
リビングで家族揃ってテレビゲームでエクササイズするなら、ソファやテーブルは邪魔。
家具や設備の配置に配慮した家づくりが、家族の絆を深めると私達は考えます。
モッタイナイを考えて作った家は、省エネで、自然災害に強く、建てたあとでお金がかからないとにかく住み心地の良い家。
そんな家なら「貸したり」「売ったり」しやすくなる。
と、国も考えているみたい。
子どもたちや孫たちが住み継いでくれるのが理想だけど、それが望めなくても、親として何かを残してやることができる。
そんな家を私たちはつくりたい。
現在でも空き家が社会問題化していますが、これから日本は人口が減り、家が余る時代になります。
その対策として考えられたのが、「かせるストック」という、国が主体となって推進する中古住宅の賃貸制度です。
ただし、耐震性や省エネ性などの基準をクリアしないと、貸しにくくなったり売れにくくもなります。
家そのものの資産価値とは立地条件ではなく、長く安心して住める性能で測られます。
その基準が「かせるストック」への適合。
誰も住まなくなった家でも「家賃」を生み出してくれる。
せっかくならそんな家を建てましょうよ。
永く住み続けられる家だとココロにゆとりが生まれる。
ゆとりがあれば家族やまわりのヒトに優しく接することができる。
だから、優しさはきっと永く住める家から生まれる。
そんな家で育った子供は、きっと優しい。
優しい子どもたちだからこそ未来を託せる。
目の前のささやかなモッタイナイから大きな未来を拓く。
そんな夢を私たちは叶えたい。